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「無二的人間」 山本空外著174 [無二的人間]

P354より
書道文化・・・・(東洋文化の面目)

絵だけではない、書でも同じです。

・・・途中省略・・・

パイプオルガンでも、名手がひけば、よい音を出すようになるもので、書でも、自分が書ける程度にしかわかるものではないのです。

・・・途中省略・・・

字を書くのも同様で、ともに人間形成に通ずるので、芸術が宗教と直結するわけです。書の一つの点にも何十、何百と変化があるのです。「書は自然に肇まる」と書祖蔡邕(さいよう)(後漢のひと)も「神授筆法」で述べているように、大自然のいのちを書くのです。
花といっても梅の花もあれば、桜の花も菊の花もあり、皆ちがうのです。
またその梅の花といっても同じかというと、一輪、一輪、皆ちがっています。
光線のあたり方も、地下からの養分の吸い方でも皆ちがいます。
同じということは一つもありません。それは自然にもとづくからです。



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