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リビング・ウィル3 [リビング・ウィル]


昨日の続きです。


電話で通報してから救急車が現場に到着するまでの時間・・・平均約8分
通報から医療機関に収容するまでの時間・・・平均約36分
  (2009 総務省発表)

「そのへんで倒れてもほっとくように。そばにはよるな」。これは、家族にわたしてある僕のリビング・ウィルの要旨。前にも書いたように、「ポックリ死にたい」願望が強いのでそう書いたのですが、外で倒れたら救急病院に連れ込まれてしまいます。
脳出血なら医者は脳を開き血管にクリップをかけて出血をとめ、血のかたまりを除きます。心筋梗塞なら心臓の血管に細い管を入れて、詰まっている血を薬で溶かします。
自力で呼吸できなくなっていれば、気管に管を入れて人工呼吸器につなぎます。
今の日本ではそういった高度な治療の数々を施されて、そう簡単にはポックリ死ねません。
そしてかなりの確率で、半身不随などの重い後遺症を抱えます。
リハビリはしんどいし、チューブや人工呼吸器につながれて逝くなんてまっぴらだ。
寿命に身をゆだねて、自然に逝きたい。
この人間として当たり前の願いを、いまはなかなかかなえてもらえません。



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コメント 2

えり

この記事を読んだ時、うわと思いました。これが病院での現実なんだと思いました。人はやっぱり死ぬんだなと思います。昔は姥捨て山とかあって、それはそれで何とも言えないものがあったと思いますが、比べればこの方がまだ良かったのかもしれません。今はこういう状況だけれど、リビングウィルを考えることでまた変わっていくのかもしれないと思います。いつかは必ず来るし、特にわたしの場合はコミュニケーションが困難になりやすいです。ちょうどいい機会なので今の内に親と話す機会をつくってみようかなと考えています。
by えり (2013-03-02 22:14) 

てらこや

えりさんへ
おひさしぶりです^^
近藤誠先生の本を読んでいろいろ考えさせられました。
特に最後の「リビング・ウィル」のところでは「覚悟」ということが大事なのだと・・
ヒマラヤの聖者の最後のほうでも書いてましたが、現代人は「死」というものに向き合っていないような気がするんです。もちろん自分を含めてです。
「死」と向き合うことで、今の医療に対しての患者側の心構えも変わってくるんじゃないかと。そいうい意味でも「リビング・ウィル」は大事な情報だと思います。


by てらこや (2013-03-04 07:13) 

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