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「無二的人間」 山本空外著173 [無二的人間]

P353よりつづき
そのオッペンハイマーに、何が一番楽しいかと聞いたところ、インド原語でお経を読むのが一番楽しいといっているんです。それだけではなく、この人はサンスクリットで自由に詩を作れる人です。そういう教養のある人が、日本のいわゆる有名な画家の絵など問題にしていないのです。三綱の絵には自然の生命が躍動しているのです。
この三綱画伯は、私の考えにも共鳴し、私の肖像画をかくのに京都の自坊に来たいといわれましたが、小田原のアトリエで描いてもらいました。
日本人は、もう少し日本の文化を大事にしないといけません。名高いものだったり、値段が高かったりするものが値打ちがあるとするのは考えものです。
オッペンハイマーの書斎には、ピカソの絵と三綱の絵がかけてあるのです。





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