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「無二的人間」 山本空外著187 [無二的人間]

P367よりつづき
東洋というのは自然を手本にします。自然界には、同じものは一つもない。一つ一つが比べられない値打ちをもっているのです。
野菊一輪にしても、悟って見れば、涙の出るほどです。生命そのままが、ずばり野菊の花として咲いているのです。
これは自然に咲く花ですから、ただでもあるので、値打ちがないと思うひともあるが、一万円出したバラの花よりも自然の野菊の花の方がよほどましなのに決まっている。人手細工が加わるほどよくないので、見た目は派手ですが、本当は値打ちがないのです。自然ほど値打ちがある。それで、書のことも絵のことも話したのです。




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