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「無二的人間」 山本空外著178 [無二的人間]

P359よりつづき
「仏」は「覚り(さとり)」と訳している。「覚り」といっても、自分の力では何一つできるものはありません。
寝ても醒めても心臓は鼓動しています。だが、それは自分の力でなく、大自然のおかげです。それを「空」というのです。「空」というのは「おかげ」ということです。その「おかげ」がわかり出すと、それを「般若波羅蜜」というのです。
「般若」は「覚の知恵」のことです。悟りの知恵で、彼の岸に往ったということです。それで般若波羅蜜多心経の終わりにある、「ガテー」という呪は英訳すれば、「ゴーン」(gone)と訳すのです。お経のインド言語はギリシャ語などヨーロッパ語と同類のアーリア語です。「ガテー」というのは「往った」という意味です。
どこに往ったのかというと、彼岸に往ったということです。



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