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民族のしるし3 [民族のしるし]

神社のしるしについて

神社には狛犬がいますが、この狛犬の起源は古代オリエント文明に遡るそうで、

古代オリエント文明では獅子(ライオン)の力を王に宿らせるという思想があり、

獅子を王の守護獣としたそうです。



日本にいつ入ってきたのか?

これも諸説あり正確なことはよくわかっていません。

コマ犬なので、朝鮮半島の高麗から入ってきたのではないかと思われがちですが、

高麗の国に狛犬の文化はなかったようです。



日本でもっとも古い狛犬はどこにあるのか?

奈良東大寺南大門裏にある建久7(1196)年制作のものと言われて、

今のものとは少し雰囲気の違う中国風のものです。


今のデザインの原型と思われるものは、鎌倉時代後期作と言われている

籠神社(このじんじゃ)の狛犬で、重要文化財に指定されています。




知っている人は知っていますが、狛犬には阿吽(あうん)の形があります。

これは、先日訪れた太宰府天満宮にあった狛犬の阿(あ)形


IMG_6888.JPG


新しいものですが、良い造りのものでした。



これは、大分県の宇佐神宮の本宮と言われている「薦神社(こもじんじゃ)」にあった吽形

IMG_7219.JPG


間抜けな顔で魔よけにはなりません(笑)



狛犬に阿吽の型ができたのは、仏教の影響によるもので、

阿形は獅子 吽形は狛犬 と呼ばれています。


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